時々診察をしているとこの子は大型犬なのか中型犬なのか悩むことがあります。
獣医師なのにそんなことも分からないの？と思われてしまうと恥ずかしいので改めて調べてみました。
結論から言うと犬の大きさの定義は存在してません。
一般社団法人ジャパンケンネルクラブでは犬種の用途、形態で１０グループに分類していて大きさでないんです。

　実際のところ正式な定義はないけれど体重で分類されることが多いですね。
一般的には4kg未満が超小型犬、10kg未満が小型犬、25kg未満が中型犬、25kg以上が大型犬、40kgを超えると超大型犬と分類されてます（当然正式ではないので異なるものもあります）。
　日常生活でワンちゃんの大きさの分類が必要になることはあまりありませんが、例えばホテルに預けるとかトリミングの予約をするときに参考にしてください。
　ちなみに先日60kgのワンちゃんの診察をしました。その大きさに圧倒された後はさすがにゴールデンレトリーバーでも中型犬に見えました。
　国が違うとまた定義（正式ではなくても）も違うんでしょうね。　

文責：松田　悦朗