昨今、人の生活においてダニによる病気が増えつつあります。ダニ媒介性脳炎や重症熱性血小板減少症候群(SFTS)などがあり、亡くなるケースもあります。動物においては生活様式によって、よりダニとの接触機会が多くなり身近な存在になります。
ダニ・ノミの予防策としては背中に滴下するタイプ(スポット剤)が主流ですが、乾くまで触れなかったりシャンプーの制限があったりします。最近では内服薬による予防薬もあり、犬では1度の投薬で3ヶ月有効な薬剤もあります。
内服できるか、という問題はありますがチュアブル(お肉)タイプもあり嗜好性は良好です。また内服ですので、体の隅々まで均等に効果が期待でき、シャンプーの制限もありません。さらにノミダニ以外の寄生虫(疥癬・毛包虫)に効果があることが分かっている薬剤もあります。
身近な存在にある寄生虫に対し、定期的に有効な方法で予防することを心がけましょう。ぜひ一度ご相談ください。
文責:武内直也