Will動物病院グループ

年を重ねるということは(Ⅳ)

経済力・柔らか頭維持の必要性。

動物病院に無関係極まりない話の最終回です。
大多数の日本人は80歳~の人生を生きていくことは避けられない事で、これまで無かった長寿社会の仕組みを作っていく必要が生じました。
ところが老人対策は「介護」「年金」問題に片寄っています。日本政治=弱者に寄り添う??なのか。
必要なのは老人の経済力(働く場)とボケない柔らか頭をどう維持するかなのですが。

80歳まで働けるシステム作りの必要性。
定年を65歳まで延ばす云々ではなく。今必要なのは80歳まで働ける社会のシステム作りです。
ポイントになるのは、始業開始前に出社して自分の仕事を片付ける価値観の導入です。当然退社は就業時間内になります。
ダラダラ朝出社して、ダラダラ残業をしているのは日本だけです。
シンガボールを一つの経済的成功例とするなら、事務職エリートは朝6時台に出社、午後6時には退社して自分の時間を持っています。
この勤務体系を長時間労働と言うのか、合理的と言うのか? その考えたしだいで今後の日本の進路が決まります。
生産性を上げるためには避けては通れない課題です。しかし、合理的であればあるほど理屈通りいかないのが、人の世の常です。
その部分を補うところににベテランの必要性が出てきます。
バリバリの若手とベテランが組むわけですから、チームワークが大切です。このチームワーク維持に欠かせないのがコミニケーション能力です。
若い人と日常会話が出来るか? 無理しないで「恋バナ」が出来るか!? ベテラン世代が自分の情けなかった昔話を織り混ぜて会話を盛り上げれるか??ここに柔らか頭でいれるかどうかの鍵があます。
それでも80歳の壁を越えることは出来ません。立ち塞がるのは新陳代謝が下手な脳の構造的問題があるからです。
皆さん、80歳までは柔らか頭で働きましょう。

文責 千葉 剛