今回は「これからの動物病院の経営」についての私見を述べます。
最初に私の立場は「楽観視」しているの一言です。年金制度の破綻、医療費の自己負担増、労働人口の継続的な減少と日本には沢山の問題がありますが、それでも楽観視しています。
それは、これらの回答が我々の回りには沢山あるからです。その回答を私達がキチンと選択していけば、動物病院の経営は成り立つと考えてます。
第一は日本人の医療費を予防・疾患の早急発見にシフトする。先進国の中でこれだけ癌死が多いのは健診率の低さと言われています。
次に我々国民が健康年齢を上げる努力、禁煙。定期的な運動。飲酒の制限。結果、働く年数の伸びとなり経済の維持が可能と考えます。
ただし、動物病院側にも改善が求められます。高齢者であっても働くわけですから、その人達に合わせた診察時間の設定や、生産性の下がった日本にあった診療金額の設定が必要になります。
当然ですが、我々動物病院側も70歳まで勤務出来るシステムを作る努力が必要になります。
以上についての回答が作れるかどうか!?
しかし、回答にはもう一つあります。こちらは、若き優秀な獣医師に対するものです。
以上の回答を日本人、日本の指導者が選ばないとなったら、アメリカまたはオーストラリアで英語圏の獣医師ライセンス及び認定医を取り、その時一番ホットな場所(国)で働きなさいです。
文責 千葉 剛