Will動物病院グループ

猫の時代

ネコ、ネコ、ネコの時代が来ました。
日本の獣医の世界は只今、ネコ一色です。
学会はネコ・高齢動物特集。ねこカフェも繁盛。ショップも堅調にねこ達の売上が伸びています。
これは来るべくしてきたと考えられます。
付き合いの古さだけで言えば当然犬達との付き合いが長いのですが、私達の先祖が農業を始めてからからはネコ達は神の化身であり、疫病から守ってくれる有り難い相棒となりました。
文明化してからの付き合いとも言えます。生活の近代化が進めば進ほどに親密になるのも自然の流れなのでしょう。

動物病院も変化を求められています。基準作りが上手い、イギリス人(=アングロサクソン)が作ったキャットフレンドリークリニック基準の導入の有無です。
私達の病院は全く当てはまらないのですが、この基準では病院の入り口、待合室、診察室、入院室全てに厳格な決まりがあります。如何にネコ達にストレスを掛けないかが基本的な考え方になります。ネットで公開されていますので、見てみてください。『そうだ。そうだ。』となるはずです。
岩合光昭さんの『世界ネコ歩き』のネコ達と動物病院に来るネコ達は少しだけ違うようですが、ネコの時代が来たことは確かなようです。

文責 千葉 剛