今回は、本業を大きく離れた内容です。
私たち、日本に住んでる者には信じ難い話なのですが、世界中の紛争地帯で特Aクラスにランクされている地域に、中国ー日本(東シナ海)があるという事を知っていました? 「ホ~。」とか「ヘ~。」とかいう感じですが、世界中のマスコミがその様に報じています。論調的には安倍首相が悪者で、次に中国の現体制という図式です。じゃ~、安倍首相が悪いのかと言うと、困った人という感じのようです。
この問題を、中国サイドから見ますとまたまた、「ヘ~。」とか「ホ~。」とかいう感じに見えてきます。
それが、『マルサスの罠』と言われる考え方です。マルサスは、産業革命期に生きたイギリス人で、著書『人口論』でこんな事を言ってます。
人口は、幾何級数的に増えるが、食料は算術級数的にしか増えない。要は、人口は爆発的に増加するが、食料は、そうはいかないということでしょう。結局、食料が不足すれば国は乱れ、国内のまとまりに欠け、他国からの侵略を容易に受けることになます。これは過去300年間の中国の歴史です。
現中国執行部の、課題は増え過ぎた人口をどう養うかとなります。衣食足りて礼節を知るの例え通りです。この食料を、エネルギー源と読み替えても同様のことが言えます。中国は、人口が集中している南部にはエネルギーとなる資源がありません。北部にも、良質なエネルギー源がありません。結局、食料もエネルギーも海外に頼るしかないことになります。これがシーレーンとか防空識別圏、巨額の軍事費とかの根っこなのでしょう。
問題は、隣国の日本も韓国もレベルこそ違えど同様な国だという事です。
我々の、同業者で動物病院を国内外へ展開しているやり手の方が居ます。一時期、上海に病院を出していましたが、現在はタイとインドネシアのみとなりました。やはり、中国の方とは付き合い難いのでしょうか。
文責 千葉 剛