フィラリア予防シーズンに入る前に、ネットの書き込みを確認してみました。
2010年に、イベルメクチン(薬剤名、アメリカ・メルク社)の、特許期間が終了してから書き込み内容が過激になってきています。
獣医師がフィラリア予防薬を独占しているのは、獣医師会と農林水産省の結託であり、獣医は暴利を貪っていると言う主張です。餅は餅屋なのですから、わざわざ動物の生態に詳しくない薬剤師さんが扱わなくてもと思ってしまいます。
獣医の世界は、今逆風に見舞われています。獣医師会の、公益法人化に伴う行政サイドからの指摘しかり、フィラリア予防薬のバッシング然りです。
獣医の社会も、日本特有の『村社会』かもしれません。結構気の良い人達の集団なのですが。
昔、未来学者のアルビン・トフラーが『第3の波』で、ネット時代を権威の失墜と定義していました。 我々の社会にも、少数のやり手や権力者は存在します。
しかし、多数が望んでいるのは『どうぶつの森』的な村社会だったりします。
文責 千葉 剛