
一人ひとりの成長をしっかりバックアップ
初年度から出来るだけ多くの経験を積めるよう、研修プログラムを設けています。
先輩スタッフのサポートの元、1年目から診察・手術にも参加していただきます。
最初の2年で基礎をしっかり固めることができ、3年目~は専門分野の確立や興味のある分野への展開を早くから考えることができます。
院内セミナーも充実しているので、広い視野を持つことが可能です。
1年目
1年目の研修は、社会人としてのマナー研修からはじまり、スタッフ同士のコミュニケーションを図っていただくことを大切にしております。
基本スキルを身につけることはもちろん、先輩スタッフのサポートを受けながらさまざまな診療に携わっていただきます。
臨床経験を重ねることで、新人スタッフの実力を磨くことをスタッフ全員でバックアップいたします。
時期 |
診察スキル |
技術スキル |
研修・習得課程 |
4~5月(入社~2ヶ月) |
カルテ記入読取(SOAP法) |
入院動物の管理補助 |
ビジネスマナー研修 |
診察の流れ(消毒・衛生法) |
保定 |
電話応対研修 |
基本の身体検査 |
注射(皮下) |
社内規則・労働基準法など知識習得 |
外来診察補助 |
採血 |
インフォームドコンセント研修① |
検査機器操作 |
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予防関係研修 |
検査データの読取 |
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血液・尿・便検査 |
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薬剤知識の習得 |
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治療薬の準備 |
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6~8月(~5ヶ月) |
予防診察(サポート付) |
レントゲン撮影 |
インフォームドコンセント研修② |
栄養管理(療法食) |
エコー操作 |
画像診断読影基礎 |
薬用量と用法 |
画像診断の基礎 |
各種院内セミナーへの参加 |
簡易診察①(サポート付) |
聴診・触診 |
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※耳・歯科・皮膚等 |
入院動物の診療 |
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簡易処置・包帯法 |
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注射(筋・静脈内) |
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血管留置・点滴管理 |
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麻酔管理基礎 |
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去勢・避妊手術助手 |
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9~12月(~8ヶ月) |
簡易診察②(サポート付) |
画像診断読影(腹部) |
画像診断読影 |
※消化器・循環器・呼吸器 |
心電図 |
各種院内セミナーへの参加 |
泌尿器・眼科・外傷など |
去勢・避妊手術(サポート付) |
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救急対応助手 |
一般外科手術(研修) |
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麻酔管理・気管挿管 |
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カテーテル留置法 |
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救急処置助手(EMG) |
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歯科処置助手 |
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1~3月(~12ヶ月) |
簡易診察③(サポート付) |
画像診断読影(胸部) |
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※神経系・腫瘍・内分泌系 |
歯科処置(サポート付) |
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代謝性・血液系・肝胆道系 |
エキゾチック診療の基礎 |
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生殖器・閉塞疾患など |
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2年目
2年目からは病気を診断・治療するためのプロセスを習得する時期となります。
1年目に習得した知識と技術の基礎をもとに、一般診療を行っていただきます。
また、飼い主様とのコミュニケーションを積極的にとり、インフォームドコンセントを意識付け、習得する時期でもあります。
時期 |
診察スキル |
技術スキル |
研修・習得課程 |
2年目(前期~) |
一般診療(サポート付) |
去勢・避妊手術時間の短縮化 |
各種セミナー・フォーラムへの参加 |
エキゾチック動物簡易診察 |
縫合(外傷など) |
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外注検査 |
軟部外科(助手) |
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2年目(~後期) |
夜間診療(サポート付) |
軟部外科手術(サポート付) |
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内視鏡操作 |
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整形外科(助手) |
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CT・MRI検査基礎 |
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3年目
この時期になると、ご自身の臨床のかたちや取り組み方が出来上がってくる時になります。
基本的なスキルを守りながらも、試行錯誤を行いながら柔軟に対応することが必要です。
また、興味のある専門分野を確立していく時期でもあります。
時期 |
診察スキル |
技術スキル |
研修・習得課程 |
3年目~ |
一般診療 |
神経外科(助手) |
病院運営管理講座 |
分院での単独診療(単日~) |
軟部外科(吻合) |
新人獣医師の指導・サポート |
夜間診療(単日~) |
一般外科手術全般 |
経営用語などの知識習得 |
専門分野の確立 |
緊急手術(助手) |
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専門認定医取得への取組み |
※帝王切開・胃捻転など |
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抗がん剤治療 |
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4年目~ |
専門分野の診療取組み |
各種専門分野の手術執刀 |
職場改善案・業務改善案の発案 |
獣医師のキャリアプラン
ウイル動物病院グループでは各スタッフが目標をもち、動物医療に携わるものとして長期的な成長ができるようキャリアプランご用意しております。
マネジメント・スペシャリスト部門はスタッフ個人の希望や能力・適正に応じて選択することが出来ます。
ここでは獣医師のキャリアプランの一部を紹介いたします。
研修医(1~2年) |
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担当医(3年~) |
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<マネジメント 部門> |
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<スペシャリスト 部門> |
副院長(6年~) |
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専門科医(5年~) |
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院長 |
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専門科部長 |
研修医(1~2年)
研修プログラムに基づき、先輩獣医師のサポートを受けながら診療を行うことができる。
基本スキルを身につけ、臨床経験を重ねる。
担当医(3年~)
一般的な内科・外科疾患に対しての対応が身に付き、単独で診療を行うことができる。
また、新人研修プログラムに沿った後輩獣医師への指導・サポートを行う。
専門知識の習得、興味のある分野を確立する。
専門科医 <スペシャリスト部門>(5年~)
分野をもち、ハイレベルな診療を目指す。
セミナーや学会への参加、院内カンファレンスの開催を行う。
さらなる専門知識の習得や専門医・認定医の習得を目指す。
専門科部長 <スペシャリスト部門>
グループを代表して、専門分野に著しく長けており、最新の知見・技術の収集に努め、その分野の研鑚を積む。
また、各専門科との連携・強調をはかり統括業務を行う。
副院長 <マネジメント部門> (6年~)
病院経営における知識の習得や業務運営能力の向上を図る。
院長不在時においては所属病院の代表を担い、院長勤務時にはこれを補佐する。
将来的には分院長などの運営管理者を目指します。
分院長 <マネジメント部門> (8年~)
担当病院全体の運営、管理の統括を行う。
また他院との連携・協調を図り、率先して獣医療に従事することによりグループ全体のレベルアップを目指す。