前回の続きです。
今後、ビッグデータの活用によってAI(人工知能)は画期的なレベルまで短時間で到達し、高度な知識・経験が必要とされる職域まで進出してくるでしょう。
動物病院も例外ではありません。という所までが前回内容になります。
近未来の動物病院はどんな所かとなりますと。
先ず予約診療ですので、混んで何時間も待つようなことはありません。待合室も閑散としています。話好きな人にはちょっと寂しい環境です。この時代は急に症状がでたような場合は掛かり付け医ではなく。地域の救急病院になります。
病院に入りますと最初に検査台があり、体重測定と同時にセンサーにより血糖値から脈拍、体温、呼吸数まで測定されます。
次に受付です。受付は「ペッパー君」が行っています。沈着冷静で画像認識能力に優れ飼い主さんと動物を個別認識し「天気からスポーツの話題」まで飼い主さんとのタイムリーな会話が可能です。
そして診察。看護師さんに招かれて診察へ、主治医の先生が現れ、問診と検査となります。若い先生ですが、心配はいりません。診断ソフト「ホームズ」がサポートしています。ホームズは最新の知見からベテラン獣医師の知恵・知識・経験までも集積した治療ソフトです。世界中の臨床現場で使用され、高い評価を得ています。また、個別のパスワードを入力すれば、自宅で今後の治療方針の相談も可能てす。
診察が終わり、次回の予約と会計をして今日の診察は終了となります。
これが近未来の動物病院の姿になります。外科についても順次ロボットによる手術に代わっていきます。
いかがですか?近所の掛かり付け医で、世界最高水準の治療が受けられる近未来動物病院は。
文責 千葉 剛