動物病院はたくさんの顔を持っています。孤児院・老人ホーム・駆け込み寺・生きる意味を再認識する場所ですらあります。
動物病院には、かつてケンカ早い獣医なんて生き物も居ましたが、もう伝説の世界になってしまいました。
考えてみれば当時は獣医だけではなく、みんなケンカ早かったのです。
年間20万件のデモが発生する、中国を怒れる民の国と言っていますが、70年安保の事を思い出せば、結構かっての日本人も怒れる民だったように思います。時代の流れの中で、日本人がお行儀が良くっても獣医だけが、少しの間ヤンチャだったのでしょう。
今はみんなお行儀が良くて、品がある獣医さんになってきました。仙台もワイシャツにネクタイ、長白衣という診療スタイルになるんだと思います。
心配なのは品が良くなって、結果ステレオタイプの動物病院だけになってしまい。多様性まで失ってしまうことです。
文責 千葉 剛