Will動物病院グループ

動物愛護団体を支援して思うこと

このコラムで以前、自分の病院で日中診察し、週5日は救急病院で夜勤をやりペットショップ付属のクリニックで働いていると書きましたが、もう一つやっていることがあります。

動物愛護団体の方がやっている週2回開院している病院の獣医です。

正式名称はきちんとしたものがあるのでしょうが、我々は避妊センターと呼んでいます。代表の方が25年以上なさってきた活動の延長上にどうしても地域猫やその猫たち(犬たち)を飼育して下さる方達対象にした医療機関が必要と考えお手伝いを始めて3年目になります。

ここに行くようになって考えるのは医療費問題です。地域猫(犬)を飼育して下さる方の多くが決して経済的強者ではないという現実です。

代表の方に当初「飼って下さる方達の多くはお金持ちと言う訳ではないのです。だからこそ、この子達を飼うことが楽しみです。」という内容の話をされました。ある程度のお金があれば、旅行やショッピングが楽しくできるけれど、その様に行かない人達もいるという話と理解しました。

この事が、私を避妊センターに向かわせる原動力になっています。

文責 千葉 剛