Will動物病院グループ

皮膚炎と多剤耐性菌について

ここ10年で細菌性の疾患、特に皮膚炎に占める多剤耐性菌の割合が、増加してきています。専門誌でも同様の記載がありますので、やっぱりと言うのが実感です。以前はセフェム系の内服薬とヒスタミンを処方しておけば、苦労しなかったのに最近は院内培養をしないと、不安になってしまいます。ところが、細菌培養の培地がメーカーで欠品することが時々あると、こちらも心配になり採材する時、看護師さんに確認するのは「培地ある?」しかし、そこは院内検査、限界があって検査所に頼る事もしばしばです。

ところが、メーカーがくれるフリーペーパーを見ていたら、感受性試験を人の検査所に出すと、S.pseudintermediusは、人には無害なので検査除外されるとの記載。「エェ~そうなんだ。」25年間、人間の検査所に頼って来た身としては心配の種が・・・。

確かに同僚の若い獣医さん、アイデックスに出してるもんな~。

明日、朝一で確認しないと・・・。

文責 千葉 剛