Will動物病院グループ

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脳神経外科について

 仙台動物医療センターではこの度、安部欣博(あべよしひろ)獣医師のご協力の元「脳神経外科」を立ち上げました。従来より行っているMRIでの検査だけではなく、脳腫瘍をはじめとした脳神経外科の治療までを提供出来る様になります。
 今まで遠方での治療の選択肢しかなく治療をあきらめていた飼い主の方、現在疑わしい症例をお持ちの獣医師の方は是非一度ご相談下さい。


担当獣医師ごあいさつ

イメージ獣医師・医師:安部 欣博(あべ よしひろ)
平成11年 
 酪農学園大学獣医学部獣医学科卒業 獣医師免許取得
平成18年
 獨協医科大学医学部卒業 医師免許取得
平成24年 
 脳神経外科専門医取得
平成29年 
 獨協医科大学大学院 医学博士取得
「異型性髄膜腫の診断基準に対する臨床経過の再検討」

 このたび、仙台動物医療センターにて動物の脳神経外科をやらせていただくことになりました。私は獣医師免許を取得してから動物の脳神経外科疾患を治療したいと考え、人の脳神経外科医になりました。人の脳神経外科では人手不足も手伝って、早い時期から積極的に手術に参加させられ、あらゆる技術と知識を訓練されました。私のいた施設は年間650~840件の手術をしていましたので、今までで3,000件以上の脳外科手術に入っています。この経験と知識をもとに、現在動物の脳腫瘍手術を行っております。


東北地方に動物の脳神経外科治療を

 現在北関東~東北地域は、動物の脳神経外科治療が皆無に等しい状況で、どうしても治療を希望する飼い主さんは、関東地方へ来ることを余儀なくされています。私は現在栃木県在住ですが、もともと仙台出身で、故郷の現状の改善を強く望んでいました。東北地方の飼い主さんが、地元でしっかりと治療できることは、飼い主さんの利便性のみならず、地元獣医医療の活性化も含めてとても重要なことだと考えております。


脳神経外科の手術とは

 一般的に頭の手術は、他の臓器の手術と比較して危険性が高いようなイメージがあると思います。もちろん、知識のない人が行えば、傷つけてはいけない部位や血管を傷つけて重大な合併症を起こすことはありますが、きちんと訓練されている脳外科医が行えば、合併症を起こす確率はそれほど高くありません。実際に私が今まで行った手術では、ヒトでも動物でも大部分が合併症なく、一度は元気に退院しております。


脳腫瘍治療の現状

 ヒトの場合は、脳腫瘍の病理診断と臨床予後が相関しており、その後の治療方針が確定できます。動物の場合は、病理診断に対する臨床予後データの蓄積がなく、その後の治療方針は、状況を考えて判断していくしかありません。摘出のみで完治が見込める良性腫瘍から、数か月で再発する悪性腫瘍まで、様々な治療方針を考えなくてはいけませんので、専門家の目が必要となります。


脳外科専門を受診してください

 てんかん発作などを起こして、MRI検査をしてみたら脳腫瘍が発見された場合、今度は治療するかどうかの判断です。その判断材料は、

  1. 摘出できる部位か難易度は?
  2. 予後はどの程度か?
  3. 今後起こりえる症状は?
  4. 追加治療の方法は?

などがありますので、一度は専門医の意見を聞いたうえで判断していただくのが良いと思います。


脳神経外科をご依頼される方へ

脳神経外科は完全予約制となります。詳細につきましてはTEL:022-355-9982までお問い合わせください。