Will動物病院グループ

新年の御挨拶

青山学院の箱根駅伝三連覇でスタートした2017年も1週間が経過。新春は穏やかな始まりのようです。
周りの強豪校に「挨拶しても、まともに返してもらえないような弱小校」の箱根駅伝初制覇から3年。青山学院大学は今年度は、大学駅伝メジャー三大会完全制覇を成し遂げました。
監督の手腕・計画力、先見的な選手獲得には脱帽です。また、監督がよく話される「選手の自主性」の重視、「自分達で考える練習メニュー」等々となりますと三連覇も当然に見えてきますが、実際のスポーツ競技に当然などありません。スポーツ選手に怪我は付きものです。選手層の厚みがなければ出来ない快挙です。そこまで計算出来る監督さんなんでしょう。
ここまで書きますと千葉は原監督の指導法に心酔してることになるのですが、実際は真逆です。
会社で、実際にこれ(自主性に任せる)をしたのではスタッフは自信を無くしていくだけになってしまいます。彼等青学の選手達は大学入学以前に陸上競技で人生を切り開いていく「覚悟」ができている。または大学生活を陸上競技一筋の決心があったのでしょう。
多くの若者は今も昔も山本五十六「やってみせ、言って聞かせて、させてみて…」です。彼等に自主性という欲が芽生えるまでには大学生活の2倍、7~8年以上の社会人経験が必要です。その期間、考える練習が課せるかどうか。手は掛かりますが、その手間を惜しめば日本の若者は伸びません。日本は少々面倒な国のようです。

新春早々、くどい話をしてしまいました。
このコラム欄、2月から各院長の持回りになります。長らく脈絡の無い話にお付き合いいただき感謝、感謝です。

文責 千葉 剛