ただいま、狂犬病集合注射の最盛期です。と言っても、今年度の私の出番は二回だけですので、ほんのちょっと太陽光を浴びるだけ、それでも日頃日陰のモヤシ生活ですので、楽しみな２日間です。

仙台市の集合注射は獣医師３人で１チームとなります。各会場（市の施設がほとんど）に到着すると簡単な設営後、問診担当１名、ワクチン注射担当２名で作業となります。
どの会場でも予告開始時間の1０分前には注射が始まります。小さな会場ですと本来の開始時間には半分程度終了という感じになることも。
土日の区役所となると700頭～が集まります。

日本の狂犬病予防法の凄いのは、施行後数年間で狂犬病を駆逐したところにあります。

それ以来56年間侵入を防いでいるわけですから、なかなかの法律です。
現在、狂犬病による犠牲者は４万人。そのほとんどがインドです。
世界経済の中心がアジアに移った今、日本の若者がこの経済未発達大国インドへ起業を夢見てチャレンジする日が来るのでしょうか。
若者の皆さん、狂犬病はワクチン接種すれば大丈夫です。ワクチン打って、浄水器を持ってチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ただし、狂犬病は発症すると致死率100％。エボラより怖い伝染病ですので、ワクチン接種は念入りにしてから渡印下さい。

文責　千葉 剛