Will動物病院グループ

命の重さ

「命の重さをどうしたら分かってもらえるのか?」という質問を頂きました。
おそらく、「命の重さはどうしたら理解してもらえるのか?」との御質問と解釈しました。
命の重さ。半数の日本人は年をとる中で、自ずと理解するのでしょう。
残りの半分の方は、理解しないで済ませてしまうかも知れません。
「お前はどうなのか」と問われれば、「必要な年はとりました」と答えます。
命の重さは、感情的になるものでもないし、ドライに向き合うのではなく、淡々と向き合うもの考えます。在るがままです。
医療を過大評価せず、医師や獣医師の技量に過大な期待をせず。未来は明るいのに決まっているのですから、その未来に期待して、淡々としていること考えます。
死は、決して慣れることが出来るものではありません。しかし、避けて通れるはずもありません。
死の現実を避ければ、傲慢になり、素直に受け入れれば、活気のない人生になってしまいます。
何時も、少しだけ死の認識を持つことが、命の重さを分かる近道と考えます。
脳天気に明るくだけ生きたのでは、命の重さに振り回されることになりかねません。

文責 千葉 剛