Will動物病院グループ

飼い主達人伝2

飼い主さんとして見た時、「こりゃかなわん」と思った人達パート2です。
初診で来て、開口一番『長年犬を飼って居るので、こいつらの事はわかっているんだが、獣医じやないので薬が使えない。』こう言うと、症状と病名を述べ薬の処方を、求める飼い主さんに何度か出会ったことがあります。
前回の達人伝は女性の飼い主さんでしたが、こちらは男性の方達です。
皆さん、初診時には自己紹介がてらでしょうか?上記の内容をお話なさるんですが、二回目からは病名だけとなり、症状の確認を私が行い、薬の処方となります。こちらを信用してくれたのでしょうか?
自然体というのでしょうか?淡々と動物と接しています。
この御時世ですから、避妊手術をしなければ子宮蓄膿症や乳ガンになる事は、周知の事実のはずなのですが、避妊手術を積極的にする方達ではありません。
閉鎖型子宮蓄膿症という、エコー検査をしないと発見しづらい、病気があるのですが、その病気になった時には、何時も通り病名を述べ入院日数は何日位ですか?とだけ質問されて、費用を聞くわけでもなく置いていかれました。
飼い主さんとしては絶滅危惧種に分類される方達です。

文責 千葉 剛